今春も無事発売が決まった青春18きっぷ。任意の5日間、JRの在来線が乗り放題…というあまりにも有名なきっぷです。
これのメリットを十二分に活かした旅行ができるのもしばらくはこのタイミングが最後か…と、地図を調べるうちに。
昨年夏に断念した、「日本縦断」が頭をよぎったのです。
実践してこそ、自分の中での価値になる
南は鹿児島県枕崎、北は北海道稚内。その距離、およそ3000キロ。
果てしなく遠い2つの街をレールは繋いでいる。
惜しくも昨年夏の河川氾濫により、熊本県内の八代~人吉駅区間が現在も運休となっています。僕もこれを理由に縦断旅行をとりやめ、北海道一周旅行にシフトしました(結果的に言えば大成功だった)。
しかし、その運休区間は新幹線を使えばなんとかなる。18きっぷだけ、にこだわらないのであれば、決行してもいいのではないか…と考えました。
もちろん、この縦断旅行自体は今まで幾多の人がやってきた、いわば「何度も擦られたネタ」ではあります。動画だって豊富にあります。
しかし、それだけで分かった気になるのは、あまりにももったいない。
実践・経験してこそ、自分の中での価値になると思うのです。
5泊6日で計画
縦断旅行決行にあたり、ネット上で多くの経験談・動画を見漁ったわけですが。
ここで気付いたのは「それぞれ端っこに行くとき・戻るときが一番カネがかかる」
動画であれば、スタートが稚内(または枕崎)になることが多いですが、多くの人はそこに住んでいるわけじゃないでしょうから、0日目には住んでいる場所からスタート地点となるところに移動する必要があるわけです。
ここが一番高い!
正味な話、縦断中の5日間は基本18きっぷを使用するので、大きな出費といえば食費や
宿泊費くらいなもんです。あ、駅に降りて観光する時間はほぼありません(特に本州)。
でも住んでいる場所から枕崎or稚内へ行こうとしたら、特急や新幹線、飛行機で大きく移動したあと、ローカル線やバスを乗り継いで向かう必要があります。
なので意外とお金がかかる。ここで諦める人も多いのではと、やってみたからこそ思います。
今回は
・0日目に神戸→枕崎移動・枕崎宿泊
・1~5日目に枕崎→稚内移動・5日目稚内宿泊
・6日目に稚内→新千歳→神戸移動
という、6泊7日プランを立てました。
稚内出発の南行き、枕崎出発の北行きと2つのルートがありますが、今回は後者で。
3月といえど、雪国の北海道ではまだ雪が残っているはず。旅のクライマックスには個人的に北海道の風景が似合うだろう、と思うのです。
0日目に続く