「AirPods Proが欲しい」コロナ前から言ってる。
(ニセAirPodsは半年くらいで壊れたので、捨てた。というか、しばらくすると全く使い物にならなくなった)
値段が変動するAirPodsと「Keepa」
幸い、コロナ禍のおかげでほとんどお金を使わず(主に今までは対人コミュニケーションでお金を浪費していたことが、かなり分かってきた)、今は「買えるっちゃ買える」状況ではある。
ただ3万円という大金をイヤホンに使うのはホントにどうなのか、買って何年くらい保つのか、すぐ壊れたら・無くしたら嫌だな…という邪念が購入ボタンを押す手を躊躇させる。
さらに、Amazonでの価格変動がおそろしい。
定価は30580円(27800円+TAX)だけど、定価そのままで売っていることもあれば、29000円台+ポイント付き、さらには28000円台まで下がるときもある。
AirPodsに限らず、Amazonでは全く同じ商品が、まるで魚の時価のように値を変えるのを、一度は見たことがあるのではないか。
そうした経験がある人なら、まるで株を買うかのように、“ポチる”タイミングを虎視眈々と見定めて購入しているはず。僕もそう。
「Keepa」というツールをダウンロードすると、欲しい商品のページに値段推移がグラフで示されます。下図はAirPods Proの値段推移。
検索戦争とAIによる値段変動
リアル店舗では、セールのときならまだしも、こうした頻繁な値段変更はないでしょう。
これにはアマゾンなどECサイトにおいて、消費者がどうやって買う商品にたどり着くか、その方法に原因がある様子。
ECサイトでモノを探すときは、やはり欲しい商品のざっくりとした品目で「検索」することから始めるのではないでしょうか。ここでは、僕は「ワイヤレスイヤホン」と検索するとしましょうか。
試しにアマゾンで「ワイヤレスイヤホン」と検索してみましょう。
有象無象の中華製ワイヤレスイヤホンがヒットしますね。商品名の前に「スポンサー」と書いてあるものは、販売元がアマゾンに金を握らせて検索上位に持ってこさせてるということなので、基本ろくなものがありません。
さて、とある文献にあったコラムに記載されていましたが、こうした価格付けはほとんどAIに一任されているのだとか。
そのAIは、商品の価格を勝手に上げたり、下げたりするようです。いったいなぜか?
それは、先ほどの「検索」がキーのようで、グーグルではPV数が多いほど検索上位に行きやすいように、アマゾンでは売れている商品ほど検索上位に行きやすいようです。
さらに、ECサイトを利用するような消費者はかなり価格に厳しく、ほぼ同じような性能なら安い方を選ぶことから、AIは
①まず価格を下げて販売数を増やす
②商品を検索上位に上げる
③価格を戻し(上げる)、売れるところまで売れる
④売れ行きが渋ったらまた下げる
の繰り返しをしていると、考えられているようです。
個人的には、確かに中華製品のような類似品が無限にある商品はまだしも、Apple製品のような「指名買い」が通用する商品でも値段を変化させる必要があるのか?と疑問に思いましたが、そうは言っても安くて困ることはないですし、「普段は値引きされないApple製品が少し安くなってる!」という訴求力を出すという点でも、おおむね納得です。
Apple care加入はしたほうがいい
まあ結論から言うと、このたびAirPods Pro買いました!
僕が購入した額は28949円。もう少し攻められたかもしれませんが…
Amazonで購入する際、いつものようにApple Care(保証サービス)の加入を進められました。
価格は3740円。「ちょっと高いし、まあええかなあ」と思いつつも、ググってみると…「入るべき」「入らない方がおかしい」の声が出るわ出るわ。
どうやら完全ワイヤレスイヤホンのAirPodsは2年程度で内部のバッテリーがヘタってくるらしく、しかも構造的にバッテリー交換ができないそう。つまり、全交換となるわけです。
それが、Apple careに入っているとバッテリーの満充電レベルが80%以下になったときにバッテリー交換を受け付けてくれるそう。つまり、イヤホン部分を3740円で新しいのに変えてくれるということだそうで(紛失した場合はダメとのこと)。
これは入るしかないですよね…もう2年、使えるというわけですから。
使用感はもう評判の通り。
最初付けたときのノイズキャンセリングには驚きました。シュワって、世界から音が消えるのです。
廊下から聞こえる誰かからの足音や、エアコンの稼働音、冷蔵庫のジジ―としたノイズなど、いままで当たり前のように耳に入ってきた音がほとんど消え、「精神と時の部屋」の世界に入ったような気分です(知らない人はドラゴンボールZ参照)。
音楽を聴くのはもちろん、何も流さずにノイズキャンセリングだけ起動し、耳栓のように使えるのが無印AirPodsとの違い。“無双モード”に入れます。
iPhone使っていて、これ買わない理由が分からないです!もっと早く買っていればよかった。