ユウのよしなしごと

アウトドアで生活を豊かに。

船キス行ってみた

お誘いを受けて、初めて船キスに行ってみた。

都内釣師の朝は早い

朝、5時30分ー

京急の走る品川駅へ到着。品川駅始発の、三崎口行きに乗るためだ。
これに乗れば6時半頃には金沢八景駅に到着する。
というのも、多くの乗合船は7時過ぎ頃に出船するものが多いらしい。この電車に乗れば、コンビニで食べ物を購入したり乗船前の手続きをしたりしても余裕があるという流れだ。

電車には多くの釣り客が乗ってきた。車を持たない都会の釣り師ならではの光景だろうか。

大規模乗合船の組織力

弁天屋さん

料金は9000円で、7時15分出船、14時頃寄港。釣りできる時間が長い!
しかも9000円のなかには、餌のコ゚カイや氷も込み。さらにはタオルのレンタルまで付いてきた。
都内のよくあるルアーのチャーター船は、1人13000〜15000円程度。釣趣の違いはあるのだが、この乗合船の安さはその規模のなせる技なのだろう。
受付では仕掛けやカップラーメンなども買える。1セットあれば十分ということで、350円の仕掛けを買わせていただいた。

いつものルアータックルをアサイン

仕掛けは胴付き。キスといえば天秤のイメージがあったが、胴付きも定番らしい。
特徴的だなと思ったのが、エダスが長い。
胴付きといえばメバル、カサゴの仕掛けのイメージがあって、根掛かり回避のためにエダスは短めだったと思うが、キスは砂泥の底狙いなので根掛かりの心配はなく、このような仕様になっているのだとか。
オモリは15号。船釣りからしたらかなりライトな方だろう。

タックルは今回2セット用意した。
オモリが15号ということで、バスロッドなどルアータックルを流用している人も多いと聞いていた。
当然自分も専用竿を持っていないので、スピニングは万能ハイエンドのVespada(Inxlabel)、そしてベイトには、友人の池原さんから借りているPon69(ベイトフィネステレスコロッド)をアサイン。
ベイトリールは、最近買った19 Steez CT SV TW。(なかなか後継機が出てこない、、)
来るミドルゲームやクロダイゲームを想定して用意したが、カワハギ、タイラバなどのライトな船釣りでも活躍してくれるかな。紫の差し色とドラグクリッカーが気持ちいい。

Pon69が大活躍

結果から言えばPon69を握っている時間のほうが長かった。

やはり1.5~7gのキャスティングを目的としたヴェスパーダでは、投げないとはいえ少々オーバーウェイトなのか、15号オモリで誘いを掛けるとティップが必要以上に曲がってしまい、少々やりづらい印象を受けた。

とはいえ全然釣れる。キスがデカくて掛けたあとがスリリング

その点、Pon69はこの釣りに非常にちょうどイイ”もたれ感”。

そもそも、ベースがシマノ「ホリデーパック」で、万能竿の血が流れている。
カスタムの趣旨としてはベイトフィネスロッドなのだが、テイクバックをうまく使えていないと竿が硬く、うまく飛ばないので、別の使い道を考えていた。
ベリーまではクソ硬いが、ホリデーパックはティップがグラスソリッドで柔らかい。この先調子に向くなにか良い釣りはないか、、ということで、船キスがうまいことハマった感じ。

ちなみに昨年12月に連れて行ってもらった船カワハギのときにも同じようなことを企んでいたが、カワハギの竿に求める仕様は特殊(超先調子)なので、おそらく約不足だったろう。

本式の船竿と比べてフォアグリップが短く、脇に挟めないことはネガになるかな?と思ったけど、杞憂だった。
15号オモリくらいであれば腕に当てて支える程度で、十分釣りになる。疲れない。

なによりテレスコロッドなので、仕舞は50cmに満たずリュックにすっぽり。この機動力は強い。同行者はワンピースの極鋭で、屋根にぶつけないようにと注意が必要だから…

スピニング版もある

そんなこんなで、終わる頃には30匹弱釣れた。
陸からは釣れないようなサイズがコンスタントに釣れてびっくり。

もしかしたら自分は、1本針で魚のアタリを精緻に感じて掛けていき、1匹1匹の命の息吹を感じられるなら、ルアー、エサなど手法は問わず好きなのかも…?

船キスは今回で終わりではなく、引き続き探求していきたい。
また面白い釣りを覚えてしまった…

帰りにラーメンで締め