「深いですね」。
誰しも一度は自分で言ったことや、人から言われたことがある言葉ではないだろうか。
自分も最近使った。
確かに、言えばそれっぽくその事象の広さや難しさを理解したように見える言葉ではある。
ただ、この言葉の裏の多くには、「自分はそこまで突き詰めるほどの覚悟はありませんよ」というひとつの拒絶反応が隠れているのではないか。
ものごとには、必ずやるべきことがある。
しかしそのやるべきことを最初から体系的にインプットされることは少なく、たいていは「やりながら」覚えていく。
最初はなかなか苦労するところから、徐々に理解し、結果を出す=自分の中でそれっぽい答えを持っていく。自己流ともいうだろう。
しかし、ひとたび有識者と折衝すると、その自己流には間違いが多分に含まれていくことに気付く。
自分の理解よりも、もっと考えないといけないことが多いのだと、その広さに気付く。
そこで出てくる言葉が「深いですね」。
これは実体験にあてはめると、釣りもプログラミングも同じだろうし、たぶん多くの分野で共通することなんだろうと思う。
ただ、そこで
- 有識者の知識を得て改善しようとする
- とりあえず自己流である程度の結果が出ているので、そこで満足して変化しない
このどちらを選ぶかで今後が大きく変わって来るのだと思う。
コンフォートゾーンに居るのは楽なので、大抵は自己流の殻を破らず、拒絶するのかもしれない。
どちらを選ぶべき、という一つの答えはないだろう。
ただ、自分が住みよい関西を離れてわざわざ東京に来たのは、そういう自分より上の人に会ってみる目的が大きかったので、ファイトが続く限りは頑張ってみよう。
就職で上京する前に観たこの動画が好きで繰り返し観ているので、共有する。
