こんにちは。
帰省シリーズ第二弾、今回は広島は庚午に店を構えるグランピーに初めて行きました。
広島にありながら住んでいた時は知らなくて、神楽坂つむり氏などのツイートや、グランピーのYouTubeチャンネルで動画を観たことで知ったお店。
そのオトナな雰囲気がなんともイイ感じです。
YouTubeで見たバイクがちらっと。右には、コーヒー豆?
喫茶店と、花屋さんが同フロアにある。
おお!グランピースタイルの自転車がズラリと。
こんなので通勤できたら朝からいい気分だろうな…
出たパナディスク!
アピデュラフル装備。 Rotorとワイドギアとの組み合わせで、どこへでも行けそうな感じ…
こうして不審者みたくパシャパシャ写真を撮って店を歩いていたら、店員さんが声をかけてくれました。YouTubeでよく解説してはる方です。
そこからしばしお喋り。
10月からなんとワイズロード広島店が市内のフジグランに出来るそうです。実際に後で調べたらそうでした。
広島には、関西にあるようなスポーツ自転車専門の大型量販店は、まだありません(三篠のあさひがかろうじて?)。ほとんどが個人店などです。
本格的な量販店が来ることは広島の個人店にとっては脅威でしょう。
自転車のパーツなどは多岐にわたるので、在庫はその店の資本力に比例します。
おそらく、モノの売り方がワイズロードと同じなら、同社に代替されてしまうかも。
それでもグランピーさんは全く動じてなかった。
グランピーには販売用の自転車がほとんどありませんでした。ここが面白くて、今までの自転車屋と違うところだと感じます。
在庫を抱えていないんですよね。
自転車って、あんなに単価高いのに、1年周期でモデルチェンジするので、1年以内に売れないと不良在庫になって大変です。
個人的推測で間違ってたらスマンですが、モデルとなる自転車を展示して、来店したお客さんにどんな自転車を組みたいか想像してもらう。そしてパーツを注文して一人一人の理想の自転車が組まれる。こんなビジネスモデルなんでしょうか。
実に…実に良い。
店は無駄な在庫がないし、お客は思い通りの自転車が手に入る。
ちょっこし違うかもですが、新宿の飯倉清氏の「サイクルメンテナンス」と同じ感じを受けました。
結局、行きつくところみんなバラ完自転車が欲しくなるんですね。
完成車を買ってもハンドルとかステムとかの長さや色を自分に合うように変更したりとか、結局フレーム以外全部変わった!なんて自転車あるあるじゃないですか。
量販店は、初めの一台を手に入れるにはいい店ですけどね。そこらへんはお互い利用し合ってるのかなと。
また、「短い時間でいかに楽しむか」という明確な方針がありました。それに魅せられたのか県外にもお客さんがいるそうで。自分のとこのコンセプトを気に入ってくれる客をつくる。安定したユーザーに支持される。これがマーケット管理なんですね。
変な客は相手しないというのも個人店ならでは。
すべて定価販売というのもイイ。どんなに店が値引きを頑張っても通販にはかなわない。戦う土俵を選ぶということでしょうか。
冬は自転車が売れにくい季節だから、アパレルをメインに販売するとか。
自転車を私服で乗ることがメインらしく、たしかにスタッフさんみんなオシャレでした。
うーん、いままでにない面白い店だ…
オトナになって、広島に帰ってきたら、お客さんになってみたいなと思えるお店でした。
それまではコーヒー飲みに行こうかなっ