ユウのよしなしごと

アウトドアで生活を豊かに。

ああ松島や 松島や

といっても松島は行ってないんですけど(笑) 元ネタ

 

先日、連休を作って東北某所に遠征してきました。
東京から数100kmは遠い、、運転してくれた師匠に感謝!

到着直前の朝焼け。綺麗だった…

7月頭ということで、東京はもうあちあち。梅雨もいつの間にか明けてしまった。
そんな中、東北はと言うと、確かに気温は数度低い。
しかし湿度がめちゃくちゃ高い…1日目は風が吹かないことも相まって、体力を奪われた。

とはいえ、魚は釣れる釣れる。適度に岩礁帯や藻場があり、「ここ釣れそうだな」というポイントからはコンスタントに魚信がある。

アタリは明確というより、押さえ込まれるような感じ。掛けられないものも多数。
魚がダルく咥えたところをうまく乗せられないと厳しい感じだった。

でっぷりとしたビッグワンも。記憶に残る魚

さらには、フォールでの反応に集中していた。
リトリーブではサバなどの回遊魚さえも反応が薄い。
地元の釣り師は、殻付き貝をつけた、コブダイの”被せ釣り”に似た釣り方で、アイナメを筆頭に根魚を連発させていて、見事だった。場所も選んでいる感じで、これはジモティーの理だと思う。

こうなってくると、高感度なロッドや適切なラインパワーなど、タックルセッティングにも影響してくる…

また、今回はライト、ミドル、ベイトフィネスの3つほどタックルを持って行ったが、結局使ったのはライトだけ。
パラダイスのように思える旅先の釣り場といえど、未知の場所ではまずそこを知ることから始めないといけないし、タックルを分けるほどの試す時間はない。
結局よく釣れるのは、1日あたり朝・夕の数時間だけだ。

そうなると、自分が最も信頼するタックルに絞られることになる。
このことは昨年の佐渡でも気付いていたのだが、どうしても旅行前は気が大きくなってしまう(笑)

「備えあれば憂いなし」という言葉もあるように、
・もっと飛ばせるメタルがあれば、、
・もっと軽く漂うプラグがあれば、、
・もっと細いラインがあれば、、
という「持たない後悔」もあるだろう。

そうならないためにもやはり、1本あたりのカバレッジ(守備範囲)が広いタックルを選ぶのが良いんだろうな。
竿は一本。リールは複数か、ライン別の替スプールを用意。ワームやリグ、ハードルアーも戦略的にバッグに詰める。

ヴェスパーダ・イグジストの組合せは、今の自分の基準になっている。

ただ、最後は「何を取って、何を捨てるか」だと思う。さすがにヴェスパーダで80gのジグを投げると折れるように、何事も限界はある。守備範囲が狭いからこそ良いタックルもあると思う。

たぶん、欲張っちゃうのは、「もうここに来れないんじゃないか」という不安から来ているのかな。
でもまあ、生きていれば、また行けるさ。

替スプールを新調

バッグという話題も出たか。
これまでは肩掛けや腰掛けのバッグをランガンで使っていたが、上記のようにいろんな状況に対応できるようにしようとすると、荷物が重く嵩張って体が痛い…

バッグに入れるのはルアーだけじゃなくて、飲食物や貴重品など、釣りには関係ないが必要なものは意外と多い。
荷物が多いほどバッグから必要なものを取る時間も増えてしまい小さなストレス。
また、荷物が重いとキャストやアクションなど身体のパフォーマンスも落ちる気がして、なんとかしたいなと感じていた。

そんなところ師匠のロッドホルダー付き小型バッカンが目に入った。もともとは魚を中に入れて水槽のように使うものみたいだが、ライトゲームくらいの荷物であればバッチリな気がする。
エリアトラウトの人なんかも、荷物は足元に置いて釣りに集中してるしね。タックルボックスだと仰々しい感じがして避けていたが、サイズ感と適度な抜け感がこれは素敵だ。

貴重品は別途腰掛けベルトバッグかジッパー付きズボンに入れるとして、一旦は釣具の運用にこれを使ってみようと思う。身軽が一番さ。



しかし、今回の遠征先は、とにかく景観がいい!

燃えるような夕日。
湖のように静かに佇む水面。
東京では見られない、古き良き漁港。

本当に満足。

気付いたのが、釣り禁止の場所がほとんどないこと。
釣り人と漁業関係者のつながりの賜物だろうか。
釣り場が多く、釣り人が分散して密集もしていない故だろうか。

関東近辺とは真逆の状況に羨ましくも感じたが、それは他所者のわがままだろう。
外の者ならばそれで、宿泊、飲食、お土産…地元にお金を使う意識が大切。

居酒屋のレア アジフライ。美味かった…

今回も学びがある良い遠征だった。
また行けるように、仕事頑張ろう。