こんにちは。
今日は予定では小豆島に行くはずでしたが、メンバーの体調が崩れお流れに。
僕も最近ちょっと疲れていたので、いい休日を過ごせています。
さて、今回はホイール&タイヤの話。
以前僕が組んだ手組ホイールのことも交えながら、書いていこうかなと思います。
いま僕が使っているのはTNI AL22というリムで組まれたホイール。
まず、ホイールというのは
・リム(金属の輪っか)
・ニップル(スポークを締めるためのネジ)
・スポーク(ハブから出るハリガネ)
・ハブ(中心の回転軸)
の4つで出来ています。
「ゆっくりでもいいから、軽くて登れるホイール」
これがこの手組ホイールのコンセプト。
登れるホイールとはどんなものでしょうか?これには2種類あるように思います。
①軽いホイール
②硬いホイール
①は大体の人が想像つくように感じます。
②はどうでしょうか。
フルクラムのレーシングゼロがいい例で、このホイールはその価格帯にしては結構重量級です。しかし、アルミスポークや硬いリムなどでホイールの硬さはヤバいことになってます。
ダンシングなどでホイールに高い負荷を掛けて走るタイプの人や、体重の重い人にとっては、レーシングゼロのような重いけど硬いホイールの方が、登れるホイールになるでしょう。
逆に、僕は体重が60キロ無いくらいと、割と軽量な方だと思うので、①軽いホイールのほうが向いてるかなと考えました。
その点でTNI AL22はスバラシイ。
4000円程度でリム重量が400g以下と驚異の軽さ。
まあリムが軽い=柔いといことで、スポークテンションを上げなければ「ダルいホイール」になりかねないので注意は必要ですが(*_*;
もしもう少し予算にゆとりがあったなら、MAVICのオープンプロをおすすめしたい。
値段は倍くらいになりますが、精度が段違いです。あとロゴがカコイイ(重要)
そしてハブも、軽くて有名なTNI・エボリューションライトハブ。
フロント20H、そしてリアはあえて28Hをチョイス。
中身はノバテックですが() 肉抜きが美しいです。
なんか、安っぽい見た目してるって言われること多いらしいですが、そうですかね?
細身で軽そうって印象を受けます。
さて、スポークは手組ホイールの場合計算が必要デス。
リム、ハブの寸法図を見ながらスポーク計算機にデータを打ち込みます。
フロントは284㎜(ラジアル組なんで、左右同じ)
リアはドライブ側(変速機がある方)が293㎜、ノンドライブ側(その逆)が295㎜でした。
リアホイールは左右でスポーク長が変わるので注意です。
スポークはDTのコンペティションというもの。
10本単位の販売のため、フロントは余り無く買えましたが、リアは余分に買うことになります。
ニップルもDTのアルミのものに。軽い。車体に合わせてブルーにしました。
ニップルはスポークを買うと同じ数付いてきますが、それは真鍮製で少し重たいです。
安い完組ホイールについてるニップルはほとんど真鍮製です。
真鍮製は10本で約10g
アルミ製は10本で約4g
今回フロント20H 、リア28Hと合計で48個使っているので、ニップルで約29g軽くなったって計算ですね。
ちなみにアルミニップルは100個単位の販売なので、大体100個で6000円くらいします。
安くはないですね…
そして完成。ラジアル組かっこいい。
両輪合わせて1400gちょうどぐらいでした。シマノで言うとC24デュラ、カンパならシャマルぐらいでしょうか、軽いです!
そして安い。いろいろ込みで4万強くらいです。完組の半分。
そして、ここまで徹底的にリム外周部に気を遣ったので、タイヤチューブも軽いものにしました。
タイヤ:RaceL Evo3 23c
チューブ:R-Air 34㎜
リムテープ:Poly-Lite 15㎜
すべてパナレーサーといのも我ながら珍しい。タイヤはパナレーサー最高です。
RaceL Evo3はめちゃかるで、約180g。大人気のコンチネンタル GP4000は23cで約230g。タイヤだけで50gも違うのは驚きました。
「パンクしやすいんじゃないの~?」って思いましたが、初回にチューブ入れるのをミスってパンクした以外には全くパンクしてません。これが一番びっくり。
薄くて柔らかいので、タイヤを嵌めるのも簡単でした。
そしてチューブ。ほとんどの人は48㎜の方を買ってください!最悪空気が入れれないかもです。34㎜はローハイトリムの特権ですね~
これも65gと超軽量。一般的なチューブが100g前後なので、両輪で70gも軽くなります。
完成車についてるようなタイヤ・チューブなら、両輪で700gくらいでしょうか?
↑の組み合わせなら500g以下と、200gも軽くなります、しかも外側が!
走って感じる重さは遠心力の兼ね合いで、リム・タイヤ・チューブなど外側の重さが関係してきます(ハブは重くてもよく回るならよし!ゴキソ最高!)
外周部を200gも軽くしようとしても、ホイールだけでそれをやろうとしたら、カーボンリムとかにしない限り無理ですね。
まあこれが一番言いたかったんですが、何十万も使ってホイール替えるのと、1万ちょっとで良いタイヤ・良いチューブを買うのとで、そこまで効果は変わらないのかもよ、ってことですね。
ケチらず良いタイヤ・良いチューブ使いましょう!
…ホイールの話どこ行った!笑
おしまい。
(今回の手組ホイールはのむらぼホイール5号を参考にしました。要チェック!)