ユウのよしなしごと

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FPSのビッグタイトル「Call of Duty」には戦争映画のシーンがパラパラと。

こんにちは、GWいかがお過ごしですか。

 

外出自粛ということで、僕はゲーム三昧・映画三昧の生活を送っています。

 

ゲームではFPS、映画では戦争映画が好きなように、まあアクション系が好きなんですが、それらに共通する点があったので記事にしたいなあと思います。

 

Call of Dutyとは

コール オブ デューティシリーズ(Call of Duty Series)は、戦争をテーマとしたファーストパーソン・シューティングゲーム(FPS)である。略称は「CoD」など。(Wikipedia

要は1人称視点のシューティングゲームなんですが、舞台は第二次世界大戦、ベトナム戦争、現代の戦争、そして未来の戦争だったりします。

 

初期はパソコン用ゲームでしたが、次第に家庭用ゲーム機にも浸透していったとのこと。

そして初期の作品はだいたい第二次世界大戦を舞台にしています。

 

「CoD1」+「CoD WaW」=「Enemy at the Gates」?

 第二次世界大戦のさなかである1941年6月、不可侵条約を結んでいたドイツが突然ソ連に奇襲を仕掛け、「独ソ戦」が始まりました。

ドイツはロシア本土にある油田を獲得すべく東に進軍しますが、ソ連もだまって見過ごすわけにはいきません。

そこで「スターリングラード」という街で両軍が激突。激しい市街戦が行われたそうです。

 

映画「Enemy at the Gates(2001)」(邦名は「スターリングラード」)はそのスターリングラードの戦いで英雄となった1人の狙撃手が主人公です。

 

 

突撃しても死、戻っても死

奇襲を仕掛けられ、戦争準備にも手間取ったソ連軍は兵士に十分な装備を与えることが出来ません。

例えば、通常であれば1人の兵士につきライフルと数十発の弾丸を与えるのに対し、当時のソ連軍は「ライフルだけ」の人と「弾丸だけ」の人がいたということ。

つまりライフルだけの人は死んだ仲間から弾丸をもらい、弾丸だけのひとは死んだ仲間からライフルを奪って撃て、ということです。とんでもねえよ…

これらのシーンは劇中にもあります。

 

また、まず兵士はボロボロの船で川を渡って戦地に向かわされます。

将校がメガホンで「お前たちは母なるロシアが守ってくれる…」的なことを怒号を交えて叫んでるんですが、川の上空はドイツの戦闘機や爆撃機がビュンビュン飛んでて、こちらを攻撃してきます。

爆破される船を見て「やってられるか!」と思った兵士は船から飛び降りますが、脱走兵絶対許さないマンの将校はピストルを川に向かって打ち込み、脱走兵を殺すというカオスぶり。

で、命からがら川を渡れても、

奇襲を仕掛けられ、戦争準備にも手間取ったソ連軍は兵士に十分な装備を与えることが出来ません。

例えば、通常であれば1人の兵士につきライフルと数十発の弾丸を与えるのに対し、当時のソ連軍は「ライフルだけ」の人と「弾丸だけ」の人がいたということ。

つまりライフルだけの人は死んだ仲間から弾丸をもらい、弾丸だけのひとは死んだ仲間からライフルを奪って撃て、ということです。とんでもねえよ…

 こうなんです。

どっちかを渡された兵士はドキドキしながら突撃命令を待ちます。

で、将校の命令で突撃しますが、向かいにはドイツ軍が機関銃や戦車など、豊富な兵器で迎え撃つわけです。かたやこちらは単発式のライフルのみ。

 

もちろん勝てるわけないんで(一般的には機関銃1つでライフル兵10人分の戦力と算出されるそうです)、次々となぎ倒されていきます。

 

狂った兵士が勝手に「退却だ~!」的なことを叫んで、これを命令だと勘違いした兵士もつられて(死ぬの嫌だし)退却しますが、命令通りに突撃しない兵士絶対許さないマンの将校は「逃げる味方を殺す用」機関銃で味方に撃ちまくります。

つまり突撃しても死、戻っても死。怖いですね…

この突撃シーンは韓国映画『マイウェイ 12,000キロの真実(2012)』でも再現されています。←これも面白かった。単発で記事にしたい。

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 ↑までは最初の作品「Call of Duty 1」にて再現されているのです。

 船に乗せられること、兵士を鼓舞する文言を将校が叫ぶこと、主人公が弾丸しか渡されないこと。そっくりです。

やっぱり初期のPCゲームということで、グラフィックが結構荒いですね。

 砲弾の音に重ねて

で、映画(Enemyのほう)に戻ると、主人公はなんと奇跡的に命を取り留めます。

仲間の死体のなかに紛れ込み、そっと息をひそめます。

そこにソ連軍の将校(広報部?)が車で近くを走るんですが、ドイツ軍が攻撃して将校も傷を負います。

将校はせめてもの報いにドイツ兵をライフルで撃とうとしますが、腕をケガしていてまともに撃てず諦めます。

そこに主人公「ヴァシリ」が近寄り、ライフルを貸してくれと囁きます。

「でも撃ったらこっちの居場所分かるじゃん」と将校は問い直しますが、ヴァシリには考えがある様子。貰った弾丸を込め、ドイツ兵に照準を合わせます。

 

戦争では銃の弾丸より大砲の砲弾で死ぬ数が多いというように、絶え間なく砲弾は飛び交っており、当然その爆発音が常に鳴っています。

ヴァシリは、その砲弾の音に合わせて発砲し、サイレントにドイツ兵を撃ち殺していきます。彼は幼少期より狩猟の才能があり、狙撃の名手だったこともあって、その場にいたドイツ兵をすべて殺しました。

また、ドイツ兵は電話で他の場所に襲撃の報告をする間もなく殺されたので、ソ連の反撃はここから…というストーリーに繋がっていきます。

 

このシーンは太平洋戦争と独ソ戦を過激に描いた「Call of Duty World at War」にて再現されています。

 

ここでは同じく弾丸だけもらった主人公「ディミトリ」が、傷を負った老兵士に指示され、ここでは巨大な爆撃機の飛行音と重なるように発砲してドイツ兵を暗殺していきます。

このゲームは「憎悪」をテーマとしているらしく、題材は似てますが前作よりも禍々しい雰囲気が倍増してるなあと思います。

ちなみに使っているライフルは「モシンナガンM1891」スコープ付き。

主人公の名前が「ヴァシリ」と「ディミトリ」。ここもなんとなく似てますね。

 

「プライベートライアン」のニッチなシーンも再現

ドイツとアメリカ軍の戦いで有名な「Saving Private Ryan」(プライベートライアン)でのニッチなシーンもCoDにて再現されています。(今ならアマプラで観れます)

あ、ちなみにここでいうプライベートは「私的な」ではなく「二等兵(兵の最下級)」という意味ですね。

 

映画の内容は、4兄弟のうち兄3人を戦争で亡くしたことを鑑み、特別な命令として末っ子を探して本国に帰国させるというもの。

当時は今のように情報技術が発達していないため、命令を受けた小隊はドイツ兵と闘いながら、まだ生きてるかもわからない「ライアン」を探す旅に出ます。

 

最終的にある街を防衛中のライアンを見つけ、「帰ろう」といいますが「戦場の兄弟を見捨てて帰れない」と命令を拒否。ライアンを見つけた小隊も強力なドイツ軍の攻撃から街を守ることになります。(まあ気持ちはわかるんですけどね…)

 

装備も十分にないアメリカ軍。切羽詰まったところでライアンが迫撃砲用の弾丸を手りゅう弾のように投げて攻撃します。

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このシーンについて、「そのように使っても爆発しない」とかマニアから批判があったそうで、考察している人もいます。

ww2geak.com

この「迫撃砲用の弾丸を手りゅう弾のように投げ」シーンは「Call of Duty World at War」の太平洋戦争編で再現されています。

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唯一国内戦となった沖縄での戦い。

アメリカ軍が沖縄の「首里城」を落とすというものですが、ここでも手りゅう弾の代わりに迫撃砲の弾丸を投げることができます。

一回カーンと爆弾を叩くのは起爆装置である信管をオンにするため。

ピンを抜いただけでは起動しないこともあるようで、一度衝撃を加えるそうです。

このゲーム、日本人を殺すシーンがあるので日本で販売されなかったとか。まあ、しょうがないですよね…

最後に

 以上です。映画で見たマニア心をくすぐるシーンがゲームで再現されてるのは面白いですよね。

 

海外ではこのことに気づいてる人もいて動画もあったりするんですが、どうも日本だと記事にはされてなかったので、アウトドアとは全く対局なインドアのことですが書いてみました。

みなさんの好きな戦争映画は何でしょうか?良ければコメントで教えてください!