こんにちは。
そういえば前にちょろっとクロスバイクのこと紹介した気がするので、
個人的にクロスバイクに対して思うことをつらつらと書いていこうと思います。
ドロハンクロスのことについても記載しているので、これからやろうと思ってる方はそれもぜひ!やめとけ!!
クロスバイクが初めて買ったスポーツバイクという人、かなり多いんじゃないでしょうか。
クロスバイクというのを知ったのも、僕が中3くらいのとき。
ちょうど中学校が「電車で登校している生徒に対し、最寄りの駅から学校までの間の自転車通学を許可する」といった時期でした。
それはもう多くの同級生が自転車で学校に来始めました。
マジョリティはやはりママチャリなどでしたが、その中でクロスバイクを乗っている人は周囲から一目置かれるような感じだった気がする。 いうても5万くらいはしますからね、クロスバイク。
カゴとか、チェーンカバーとか、ごちゃごちゃした無駄なものがなく、見ただけで軽そうな自転車。 まあでもなんとなく高そうで使いにくそうってことで、その時に買ってもらったのはママチャリでした。今でも使ってます。
ただ、クロスバイクのユーザーが日に日にめっちゃ増えていったんですよね。身近な友達にも、お前もか!って感じで。
猫も杓子もescape R3です。なんじゃこれ!
で、なんとなく、いや、めっちゃ欲しくなったんですよね、クロスバイク。
ほんで高1の冬頃にGIANTのescape Airを新たにこうてもらいました。
みんなの使ってるR3より1kgも軽いということで謎に優越感を感じてました。1kgなんてあまり実感できないけど。
しかし、その前に自転車で事故をしていたので、ヘルメット着用、通学での使用禁止などペナルティはありました。 でもヘルメットは大事ですよ、本当の話。週末にサイクリングするなどして楽しんでました。
せっかく軽量なモデルを買ったので、さらに軽くしようと小遣いの中で工夫を凝らしました。硬すぎて痛いけど軽いカーボンサドルを買ったり、グリップを変えたり、フロントチェーンリングをシングルにしたり、今日の僕の改造癖はここから生まれたように感じます。
そしてロードレーサーも自分で組めるようになり、メインはそっちになったのであまり使われることがなくなりました。
しかし大学1年の夏、そのロードレーサーは落車によるエンド不良で使えなくなりました。
突然の別れ。夏合宿もあるのに、どうしよう…ってなったのですが、このピンチをAirくんは救ってくれました。
クロスバイクのロードバイク化、いわゆるドロハンクロスです。
散々ネットでやいのやいのと言われる禁忌を犯しました。
幸いコンポーネントは生きていたので、それらをまるまる移植しました。
escapeはリアエンド幅がロードレーサーと同じ130mmなので規格面でのハードルはクリアです。
当時カンパのコンポーネントを使っていたことも幸いでした。クロスバイクなのでブレーキはVブレーキです。つまり解放レバーがブレーキ側にないということ。
カンパのシフターであるエルゴパワーは三社のデュアルコントロールレバーのうち唯一レバー側に解放レバーをインテグレートしているので、ホイールの脱着が容易です。
そんな感じで、組み立てに入ります。
新たに買うのはカンパのインナーワイヤーとシフトアウターワイヤー、チェーン、バーテープくらい。非常にローコストでした。
まず殆ど裸にします。
ドライブトレイン以外のパーツを付けてとりあえず形にします。
クランクはホローテックタイプにするのでコッタレスリムーバーで排除しました。
ほぼ仕上がりました。
エルゴパワーとVブレーキの引き量も許容できるレベルでした。
出来上がりがこちら。
確かカンパ10sはシマノ9sとマッチするはずなのでカセットスプロケットはシマノ9sの12-25です。そのためこの環境ではカンパフリーのVENTOは使用不可のため、純正ホイールを履かせています。
28cタイヤなので乗り味もよく、ホイールベースが長いので安定した走行感でした。
しかしどうもダンシングで踏んだときのキレが良くないので(リアスポーク数が20ということもあるかも)、右シフターだけケンタウルのウルトラシフトのものに変えて、ホイールをVENTOに換装、10sで運用し完全体へと仕上げました。
ヘッドチューブが長いためステムベタ付けにしてコラムカットをし、もう見た目だけならクロスバイクには見えません。色の統一感もあってとても気に入っていました。
ただ、ドロハンクロスには重大な欠点があることに気づきました。
トップチューブが長すぎるのです。
このescape、Sサイズですがトップチューブが545mmもあります。ロードのフレームならLサイズ相当のもの。
なぜか?それはフラットバーで使うように設計されているからです。ドロップハンドルやブラケット分の突き出し量を考慮せずに設計しているので、こちらの都合でドロップハンドル化するとその分長くなってしまうのは当然ですよね(ハンドルリーチ+ブラケット分で100mm程度体が前に傾く?)。
そのため、このescapeに乗っているときはかなりキツめの前傾姿勢でした。これは長距離走る分にはちょっとしんどい。
クロスバイクをドロップハンドル化するのをオススメしないのはこの点が大きいのではないでしょうか。見た目だけならロードになるけど、体に合った機材とは言い難いのです。
おそらくバーコンなどを使ったブルホーン化も同じようなことが起きるでしょうね。やはりクロスバイクはそのままで使うのが一番です(今更)
そして現在のscottのフレームを買った後、ドロハンクロスは卒業ということです。
そのため現在はこんな感じ。原点回帰。
リア32tなので坂道でもらくらくです。
ただ平地だとギアが足らないので、次はフロントを2段に戻そうと思います。左シフターさえ揃えばできるかな。
クロスバイク、いいですよ。ロードレーサーと比べてハンドル高があるから登りやすいし、何より通学、買い物などの普段使いがやりやすい。ダボ穴があるのでキャリアをつければ後ろに荷物が積めるからキャンプ旅行もできそうだし。
いろいろお金がかかるのが趣味ではありますが、失敗した分、経験して賢くなれます。
おしまい。