僕が11速の105にコンポーネントを換装した当初は、カセットスプロケットは12-25tを選んでいた。
理由は、
・歯と歯の幅が狭いから、変速がうまく決まりやすそう
・前のカンパ時代も同じギア使ってたし慣れてるから
・アマゾンで他のギアレシオのものより安かった
などいろいろと挙げれるが、正直後悔している。
六甲山、このギアレシオだとシンプルにしんどい…
いや、秒で最大ローギアになってるから。もうギア下げれないから。
シフトダウンは撤退・敗走なんてシャカリキでは言われていたけど、そんなスポ根時代はとうの昔に過ぎている。ムリムリ。
なので、とりあえず11‐28のスプロケットをお借りしてしばらく使っていた。
ちなみにあの乗鞍もこのギアレシオで登れることには登れた(めっちゃしんどかったけど)。
11‐28は最近一般的なギアレシオ。
9000デュラエース世代以前の、ダブルテンションタイプのリアディレイラーは最大ギアが28tまでという都合からも、このギアレシオが一般化した理由は頷ける。
でもなぁ、これでも斜度10%越えてくるとやはりシッティングで登るにはつらい。
あと一枚、ギアを落とせることができたらどんなに楽か…
脚を鍛えろ!って言われたら、それは仰る通り
で、僕のクロスバイクのギアを見てみよう。
乙女の11‐32t。(乙女ギアの定義は人それぞれだろうけど、まあ今回はこれということで。)
前は34tだけど、これが楽なんだよな~本当に。
34-32だと、ギアレシオは1.06
ロードの場合だと、32-28なので、1.14
たったこれだけの差なんだけど、数値以上に乗っていて楽に感じる。
ただ、楽になるのは確実だとは思っていても、数か月はインストールに躊躇した。
その理由は、
・RD,カセットスプロケット,チェーンを変えないといけない(チェーン長が変わるため)
・チェーンラインが平行になっちゃって、ダサい?
・変速がラグくなりそう
・ロングケージだとスポークと巻き込まないか不安
とかいろいろあったけど、でも今思うと変えてよかったなアとは思う。
いままで腰を上げないと登れなかった坂が、楽に登れる。
劇坂が急に現れても、「俺はまだ数枚ギアを残してるんだぜ…」と、精神的にラクにはなる。気がする。
今回買ったのはコチラ。
・R7000 リアディレーラー GS
・11sチェーン
・11‐32 11s カセットスプロケット
RDは最近出た105のモノ。引き代自体は90世代と同じらしいので、シフターはそのままで結構みたい。そしてMTBコンポでは一般的なシャドウディレイラーというものになる。名前がカコイイ。
RD5800(SS)と比べるとまぁデカくなった。
そしてシャドウディレイラーはシングルテンションタイプとなるので、ディレイラーハンガーに付けてもプランプランする。これは新鮮。
内容物としてはこんな感じ。一部、専用アウターワイヤーが付いてくるのがポイント。
なおRDのケーブルアジャスターにあてがうシルバーのパーツはアルミ製となっている。
ここをケチってプラスチック製にすると、アウターワイヤーが短かったりしたときにひん曲がってしまい変速性能が落ちてしまうので、シャドウディレイラーでなくてもここはアルミ製にしときたいところである。
なお組付けは初めてなのでこちらの動画も参考にした。
同じ91世代なので、互換が効くと思う。
また前世代とは違い、プーリー位置調整ボルトがプラスネジ→六角ボルトとなっているので、ほぼネジが舐めることはなくなったと思う。これはとてもいいアップデート。
ロングケージなので、ショートゲージよりディレーラーハンガーの曲がりにシビアにはなる。ここは気を付けないと最悪もげてしまうので注意。
やはり未使用品のスプロケの輝きは美しいノダ。
へ?リムが変わってるって? それはまた後日…
変速も思ったよりパチパチ決まる。ロー側はやっぱり重いけどね。
またこのディレイラーは34tまで対応するらしいから、機会があればインスコしたい。
ハムスターのごとく、回して登ろう。
暗峠もチャレンジしてみたいな。
っていうか、これでいよいよ機材のせいにして坂が上れないとか言い訳できなくなっちゃった。ウーン…
おしまい。