ユウのよしなしごと

アウトドアで生活を豊かに。

「困る」ことから始まる

仕事で新入社員の教育担当になることが多い。

何回も繰り返しているとある程度パターンが見えてきて、ルーキーがミスをする箇所の傾向も掴めてきた。

そこで前例を元にしたアドバイスをしてみる。

だいたい、聞いてない。

 

これまでは、おせっかいだったかな?と反省していたが、
おそらくは「必要性が分からない」が原因なのだろう。

 

実際に自分がタスクを進める中で困ったり、改善が必要と認識することで、初めて必要性が分かる。

 

他部署からの依頼を同品質でこなすには?

サービスレベル統一のためのマニュアルが必要なので、作ろう。

 

大量の環境構築を任されたら?

IaC化をして、再現性のある環境構築にする。

 

釣りだとなんだろうか。

ベイトリールでバックラッシュを抑えるには?

投げた瞬間からハーフサミングで適度なブレーキを掛けるクセを付ける。

 

といったことを、自分で困る前から先輩が教えても、当の本人は「だから何…?」。

逆に、干渉してきてウザいなと思われるだろう。

 

ということで、何も知らない子にはとりあえずやらせてみて、どういうことが困ったかを体験させるのが

最初の頃に、死なない程度の痛みを知ることで、強くなれる気がしてる。

 

 

しかし、これが仕事だったら、まだ先輩なり上司なりがいる(ことが多いので)良いんだが。

実生活や趣味といったことは、大人になると、自分で機会を作り出さないと始まらない。

貯金する/投資するということを、なにか新しいことをやらない理由にしてる人が、
割と最近は多い気がして。

 

なんだかもったいないと感じるうちは、いろいろと困難を経験したいと思う。