先日、連休を利用して新潟は佐渡ヶ島へ友人と遠征した。
釣りの聖地とも言われる佐渡ヶ島。
広島時代からなんとはなしに憧れのあった島へいざ行くことになった。
当然、気合が入る。
いつもはワンタックル派な僕も、今回ばかりはかなり準備した。
キジハタ・アジがメインになるということで、ベイトフィネスやアジングのタックルはマストだなあ。
メバルもいるかも、メバルロッドも持っていくか。あれ、イカもいる?エギ要るな。
離島だから回遊魚がいるかも、ジグ追加。
マズメ時を逃した昼間でも遊べるようにサビキなど餌釣りの準備もやっとかないと。
え、離島だけど山河あるから渓魚も期待できるの?日淡タックルいるじゃ〜ん。
…と、「現地で後悔しないように」荷物は足し算の発想で膨らむばかりだった。
で、当日。
前日深夜に関東を出発。関越道で、5時間くらいで新潟に到着。フェリーは朝市ではなくバッファを持って9時の便を予約したので、ネットカフェで睡眠し時間調整。
…あかん、眠い。そしてまだ残暑が厳しい。
体力的には、確実にベストコンディションではない。
そして島へ。
膨らんだ荷物によって車内は圧迫され、あまり荷物を広げることはできない。
結局、汎用性が高いベイトフィネスを1本のみ出すことに。
とはいえ釣れまくる。超楽しい。
5gのジグヘッドにスワシャをつけ、ボトム着底後5回転してフォール、繰り返すとゴン!
理想的な釣り方でハタたちが連発してしまう。この感覚、関東に戻ったら厳しいな…
まあ今回の主題は釣果ではない。釣果はその場で十分堪能した。
言いたいのは「そんな持っていっても使いません」ってこと。
今回のように、準備段階では、現地で色々やりたいばかりにどうしても荷物が増えていく。
ただ、実際に釣りをできる時間は全体のどれくらいあるだろう?
さらに言えば、釣りが快適にできる、かつ、釣れやすい時間は、ともなると、それを満たす時間はそう多くない。朝夕の数時間程度になる。
その短い時間で、どれだけ濃密に楽しめるか。
前提として人間の腕は1人あたり2本、同時に使えるタックルは1つとなる。
となると、最適解は1〜2タックルくらいになるのかな。
釣歴が長くなるにつれ家にあるタックルが増えていくけど、自分の中でのスタメンは1,2個に絞られるだろう。それを持っていくので十分。
そこに、アクシデント対応として予備が1本あれば言うことはないかなあ。
例えば5つもタックルがあったとして、それぞれリグったり面倒を見るのは、素直に大変ですわ。釣り場は暑いし、雨も突然降る。両手以上のことはできない。
タックルを絞るといいことはいろいろ。
・ランガンしやすくなる
・車からの出し入れが楽(テレスコならもっと楽でいいかも)
・盗まれにくくなる
理想はワンタックル、体に身に着けた釣具だけで、フィールドに何も置かず釣り歩くスタイル。
立つ鳥跡を濁さず、できるだけミニマルにいきたいものです。
…と思ったら、直前にBOREDさんのブログ(2024/09/16)からも同じような意見が。
やっぱり好きだなあ