沖縄某所にてー
この旅行2日目にして、やっと釣りができます。
しかも、沖縄のロッドビルダー・イケハラさんと!
メッキという魚
メッキは、僕がライトゲームにハマるきっかけを与えてくれた魚でした。
10年ほど前、YouTubeで「大人の休日」と銘打った動画を見た。
小さなルアーを、コルクグリップをこしらえた細い竿でキビキビと動かし、ひとたび魚が掛かれば甲高いドラグ音が鳴り響く…
当時、餌釣りしか知らなかった僕は、のちにこの釣りがライトゲームであると知り、この釣りを目標にしてやってきたものです…
ただ、当時住んでいた瀬戸内海にはメッキがいないということも、少し間をおいて知ることになりました笑
さらに当時は夜釣りをすることを許されていなかったので、必然的に日中での釣りをすることになりますが、日中はハードルアーでの釣りを成立させるのはかなり難しく…
・日中に成立する手軽なルアー釣り
・瀬戸内海にいる魚
この2つが両立するメバル・カサゴ釣りにハマっていったという経緯があります。
それから10年。
沖縄にライトゲーム仲間ができ、なんとメッキ釣りを案内してくれるという機会をいただきました。
対メッキ用マイクロプラグ「かめミノー」を持参
案内していただいた場所なので、その詳細についてここで書くことはしませんが…
今回の釣り場はなんと100%河川でした。沖縄といえば海で釣りするかと思いましたが、まさかの河川。
といっても汽水域の河口なのですが、これは意外でした。
そして今回大活躍するのが、以前イケハラさんのおすすめで買ってみたマイクロミノー「かめミノー」。
2cmほどの小粒なミノーですが、高比重なのでよく飛ぶんです。
これは「亀神」さんという個人でルアーを製作・販売されている方のルアーで、楽天のフリマアプリ「ラクマ」で買うことが出来ます。
フックは別売りなので、メバル用のトリプルフックを用意する必要があります。
トゥイッチのその先に
これをひたすら、トゥイッチ!トゥイッチ!
腱鞘炎になるほど、ルアーを激しく動かします。
移動距離はなるべく狭く、ルアーをギラつかせるのがコツだそうです。
メッキは回遊魚といえど、基本ストラクチャーに付いているらしく。
橋脚周り、岸壁沿い、浅瀬の岩場。漠然とオープンに投げても釣れない、というのはどの魚も同じですね。
そして、ルアーの色も大事。当日は雨まじりでニゴリがあったので、ルアーもそれなりに目立つ色でないとメッキが見つけられないそう。
赤金の派手なかめミノーをお借りし、壁沿いを通していくと…
突然ティップがひったくられて。
強烈に引いた正体は、待望の初メッキ!!しかもかなりの良型。
ロッドはいつもの月下美人MX MB610s。このロッドは本当に名竿で、適度な先調子がルアーを細かく動かすのに最適です…
そして同じようにやっていくと、
コトヒキ!これは神戸でも釣ったことがありますが、ルアーでも釣れるんですね。
そして、意外だったのが、全然イージーゲームじゃないということ。
「沖縄まで行ったんだからイレグイっしょ」と高をくくっていたのですが、結構テクニカルで難しい。ちゃんと考えてルアーを通さないと、アタリすらない。
ここが面白いのです。
「ミーバイ」に魅せられて
そして、沖縄でハタを指すミーバイは、ロックフィッシュ好きとしてはぜひ釣りたい1匹。
これも河川で釣れるというから面白い。
やはり特定の岩に隠れているようで、ここにハードルアーを通すと飛び出してくるようです。
もともとデイゲーム主体でやってきたので、こういう釣りは得意。
広島だとなぜかカサゴよりムラソイがよく釣れた気がします。ルアーを見つけたムラソイは猛ダッシュでバイトし、急反転して巣に帰るので、緊張感あって楽しい釣りでしたねえ…
しかし、今回はシャッドやシンキングミノーを通してもバイトがなく。
柳の下にいつもドジョウはおらぬと言いますが、ワームに変えて諦めず誘ってみると、岩から黒い影。ヤツだ。
初のイシミーバイ!(カンモンハタ)⇒より大きくなる、アーラミーバイ(ヤイトハタ)でした汗
独特の黒い斑点が禍々しさを醸し出していて、イケハラさんの投稿を見て釣りたいと思っていたので、狙い通り釣れて感動。よかったよかった
サイズもかなりいい。
ハタの類は同じ根魚のカサゴやムラソイと比べて細い体型をしていて、シャープでかっこいい。
関東でもオオモンハタやアカハタが釣れるところがあるそうなので、身近なところからグルーパーを制覇していきたいなあ。
大雨で終了
イケハラさんもメッキ数匹安打したところで、大雨となり一旦ストップ。
その後も数点ポイントを回りましたが、雨によるニゴリからか?反応を得ることは出来ませんでした…
でもま、ツリたい魚は狙い通りゲットできたし、何より沖縄の釣り仲間ができて嬉しい限り。
またいつか来よう。
3日目につづく。