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【テレスコロッド】13個もの小径ガイドを付けている理由は?

初めてTwitterの通話機能「Space」を使って、沖縄のロッドビルダーIkeharaさんと会話してみたら、予想以上に有益なナレッジを得たので、備忘録的にこのブログにまとめようと思います。

【テレスコロッド】13個もの小径ガイドを付けている理由は?

Ikeharaさんのメインロッドとも言えるロッド「Pon69」は、シマノのエントリーテレスコロッド「ホリデーパック」からブランクスを取り、バーサタイルなベイトフィネスロッドに改造したもの。

特徴的なのはそのガイド部分。磯竿用の小径誘導ガイドを中心に、計13個ものガイドを配置しています。

6.9ftというレングスを考えれば、ベイトロッドとはいえかなり多め。その理由を尋ねると、

ベイトで軽いものを投げるには、竿が曲がる必要がある。そのためステンレスガイドの少し大きなものを数点使うか、小径なものを多数使う2つの方法がある。今回は後者を選んだ

このロジックは、有名所で言うとフィッシュマンやインクスレーベルのプロダクトでも使われていると思う。

ベイトフィネスロッドが出始めた10年前くらいは、当時のマイクロガイド人気もあり小さなガイドを少数使うようなロッドがたくさん発売されていたような気がしますが、その認識が見直されたのか、最近のベイトフィネスロッドのガイドは結構でかかったりします。

スピニングと違ってバックラッシュというリスクを抱えるベイトでは、ガイド事情も変わってくるみたいですね。

さらに、

ガイドが多ければ多いほど、1つ1つへの負担が少なくなり、特に遊動部分の固定が外れてしまう回数が減る

これは僕、初めて知りました。テレスコロッドでは避けて通れない「遊動ガイドがポロポロ外れる」問題。あれ不思議ですよね、どんなに強く固定しても、気付いたらプラプラしてるもの。無理に力入れたら、竿折れるし。

なので遊動ガイドを多数つけることで、ひとつひとつにかかる負担を減らし、全体的にプラプラ回数を減らすというロジックだそうです。ひえ、クール…

個人的には、ガイド数を増やすとラインのブランクスに対する追従性が高まって、ブレも減る➡飛距離伸びる、ライントラブルも減る、というメリットも有るのかなと思いました。

 

既製品ではなかなか存在しない…

さて、既存市場にイケハラさんのようなテレスコロッドが存在しているのかと言うと、ぼくはまだ見たことがない(たつるさんのシノビシリーズがあるかと思いきや、現在サイトでは非公開になっています。なにかトラブルがあったのでしょうか…)

個人的には、コルクのストレートグリップ使ってるところがめっちゃツボ。コスト問題で、どうしてもセパレートグリップばっかりorストレートでもEVAなのがほどんど。
最近ではシマノからスコーピオンXVなるものが出ましたが、プロトタイプではコルクストレートだったのに完成品はEVAストレートになっちゃいましたね。非常に、惜しい。

 

ていうか、特にガイド問題は深刻な気がします。

多くの市販テレスコロッドはスピニング然り、ベイト然り、ガイド数は2ピースロッドよりも少なめの7~9個とかな気がしますが、イケハラさんのロジックで言うと、実はテレスコロッドだからこそガイドは多いほうがいいのではないか、ということになります。

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これはボクのクロスビートSW(サムネ用)(最近出番少ない)

たぶんコスト的に大手はそこまで本気で飛び込んでこないでしょうし、自分のワガママを叶えるのは自分しかいないのかな、と思う会話となりました😅

とりあえずメッキのプラッギングにかめミノー激推しされたので買ってみます(笑)