リモートワークが続く最近、お昼休憩は12時~13時の1時間なのだけど。
リモートワーク最大の強みである「布団まで徒歩0秒」を活かし、「いかに昼寝時間を確保できるか」にチャレンジしている。
そのため、昼ごはんはぱぱっと作れるそばかうどん。最近は冷凍さぬきうどんの圧倒的手軽さにハマり、こればっかり食べている。
昼ごはんを食べている時間は、箸を動かしつつYouTubeを見ているのだが、最近は勝間和代チャンネルにどハマリ中。あまりにも有名な、西村博之の「写像ってなんすか?」発言が飛び出した対話の相手を務めた、女性評論家である。
皮を剥く必要がある果物、好きですか?
動画の構成は編集に頼らない、一発撮りのトークタイプではあるのだが、論理的なトーク展開がたまらない。
本日視聴したのはこの「勝間和代の、お金を貯めたい人は『ものぐさコスト』を減らしましょう」。
おおまかな内容としては、
・資本主義社会では、面倒臭さ=ものぐさであるを解決することにお金が発生する
・例として、自炊が面倒➡外食にする、移動が面倒➡タクシーを使うなど
・ものぐさである人は、基本的にお金が貯まらない
というものであるが、途中に出てきた果物の話がとても興味深かった。
果物っていろいろあると思うんですけれども、 例えば果物ってイチゴとか葡萄とかブルーベリーみたいに、皮をむかなくてそのまま食べられるものってね、結構高いんですよ。
一方ですね、皮を剥く梨とかりんごとかみかんとか、ああいうのって、そんなに高くないんです
(中略)
梨とかリンゴの皮を剥く作業って、やっぱり一種のトレーニングなんですよ
口に運ぶまでに面倒な作業が必要な果物をあえて好むことによって、忍耐力を養うことができる。すると自然に脳の前頭葉が鍛えられ、経済学でいう時間割引率が抑えられるようになる、という話だった。
時間割引率とは別名「せっかちさ」で、これが高い人ほどすぐ効果のあるものを求める。低い人ほど、物事を長期的に考えられるというわけである。
釣りでも同じことが言えないか?
この話を聞いて、実は僕はかなりせっかちなのではないか、と感じた。
趣味の釣りは、多くの人(釣りを趣味としない人も含め)は「釣れている時間より、待っている時間のほうが長い、退屈」といったイメージを持っていると思う。
しかし僕がメインでやっているライトソルトゲームはルアーフィッシングであるから、常時動き回っている。ウキをボーッと眺めているような、いわゆる「待ちの時間」というのはほとんどない。
しかも魚種的に個体数が多いから、魚からの反応は比較的すぐに得ることができる。昨今のブラックバスのような、「1日中やって、2回もアタリがあった!」と喜ぶような、忍耐の強さが必要な釣りでもない。
だから今日この話を聞いて、知らず知らずのうちに、時間割引率の高い人間になってしまっているのではないかと…
まずは皮の剥く必要のある、梨でも買ってみようか。