先日、とあるお店を訪ねて久しぶりに京都へ行きました。
前回の日帰り京都旅はこちらからどうぞ。
1日に100食しか出さない【佰食屋】
今回のメインスポットは「佰食屋」という、ステーキ丼を提供するお店。
このお店は中田敦彦さんのYouTubeで知りました。
佰食屋という名前の通り、このお店は1日に100食限定で提供するのがコンセプト。
その理由としては
・営業時間の短縮、従業員のワークライフバランスの確率
・仕入れの量を把握することで、材料を無駄なく使える
・近辺の業者にもメリット
といったもの。
昼11時に開店するこの佰食屋ですが、朝9時半からお店の前で整理券を配るそう。
先に並んだ人順に希望の入店時間を伝え、その時間までどこかで待機するとのこと。
ほとんどの人は早くに食べたいためか、開店時間からドドーッとやってきて、12時になる前に100食分が売り切れる、なんてこともよくあることだそうです。
あとは片付けや翌日の準備でしょうが、おそらくおやつの時間までにはすべての業務が終わっているはず。従業員は中学生、高校生よりも早い時間から“放課後”の時間を手にすることが出来るのです。
朝9時ごろに出社、11時まで開店準備、1時間程度の忙しい開店時間を乗り切ったら、片付けをしたあと午後の明るい時間に帰宅することが出来る…なんてすばらしい生活なんでしょう。
飲食業界といえば、長すぎる労働時間や食材の廃棄問題など、なにかと「ブラック感」が否めないと思いますが、この佰食屋のビジネスモデルは暗い業界に光をもたらすかもしれません。
メニューはシンプルに、ステーキ丼・ステーキ定食・ハンバーグ定食の3つだけ。しかも価格は1000~1100円とお手頃。
これには広告宣伝費をあまり使っておらず、ほとんど取材やSNSによる利用客自身で行われた拡散に頼っているため、原価を上げつつもこの価格を実現したそうです。このブログもひとつの助けになればいいな。
しかし…
最寄りの駅は、阪急西院駅。特急は止まりません。
朝9時半の整理券争いに勝つため、その時間に付くように家を出発しました。
予定通り、時間通りに店前に到着。
でも、お客さんが他にいません。1人いると思ったら、横のマンションからどこかに行く人だった。
9時半を過ぎても、店のシャッターが開かれることはない。
…嫌な予感。 あっ
完全に自分のリサーチ不足。いや、朝6時に起きた気合い返して…?
【1/2】神の救いが!
もう1つの目的地が四条のほうにあったので、まあ電車で向かってもいい距離だったのですが気分が乗らず、歩いて向かうことに。
まあキラメキ(京都の台湾まぜそば屋)でも行くかァとトボトボ歩いていると…
佰食屋の支店「佰食屋1/2」を発見。
しかもその日開店しているとのことで。神かよ。
本店と同じく、開店は11時。本店とは違い整理券配布システムではなく、単純に50人分売り切れたら終了、てな感じ。
発見時だいたい10時くらいだったので、周りを散歩して時間をつぶすことに。このあたりは意外にカフェみたいな待機所がなかったです。
近くには立命館大学朱雀キャンパスが。めっちゃでっかい!
赤い「R」はドラゴンボールの「レッドリボン軍」を彷彿とさせます。
あとはコレ。
これは実は広島県の江田島市にある会社が手掛けているもの。あご(トビウオ)が1匹まるまる入った「だし醤油」で、広島ではよく見かけていたのですが…まさか京都でも見るとは(^^)
卵かけご飯を作るとき、普通の醤油じゃなくてコレを掛けてみてください、““飛ぶぞ””
さてさて、そうこうしているうちに11時に近づいてきました。
「とろにく丼」でトぶ
なんと1人目で入店することが出来ました。
入店後は食券機で食券を購入。本店のメニューとは異なり、“丼”ではなく“重”がメイン。
今回はメインの“とろにく重”を注文しました。横のお茶漬け的なイラストが気になる…
注文後ほどなくして届きました。ハヤイ
パカッ
おお…
「ふつくしい…」
8枚の大振りな牛の下はご飯。ニンニクチップで味付けされているので、「食えば食うほど腹が減るんだ」。
さらに、このとろにく重にはもう1つの食べ方がある。
それが先述したお茶漬け。ジューシーな肉と味付けされたコメ、ここに和風のダシを掛けていただく…不味い理由がどこにある?
完食。大満足。本店とともに、また行きたいお店に脳内で登録された。