以前、物は試しと買ってみたDUEL 「アーマードF アジ・メバル」というPEライン。
細番手のPEラインは0.6号以上より高価なケースが多いですが、なんとこれは0.3号・150mで1100円ちょっと。
僕が昔からよく使っていたラパラのラピノヴァXマルチゲームは0.3号・100m巻で1700円くらいです(Amazon調べ)。
ラパラのでも安いほうですが、それを超えてくる恐るべきコストパフォーマンス。そう思っていた時期が僕にも有りました。
これはかなり問題児です。
特に目次も作りません。
最初はいいが、後から…に尽きる。
僕は昨年11月、このラインを巻いて小豆島に遠征しました(ここでやっと時間軸が合う)。
このとき釣れた大物といえば、
・20センチ程度のカサゴ
・25センチ程度のタケノコメバル
・40~50センチ程度のハマチ
かようなファイターたちを、このPE0.3号(&リーダー8lb)でラインブレイクすることなく釣り上げることができたのです。
PEラインの外側を特殊なシリコンでコーティングしたこの「アーマードF」。
PEラインなのにコシがあるため、キャストすればフロロ・ナイロンラインのごとくスパイラル状の軽い“糸ヨレ”が発生する、面白いラインでした。
そして強度も十分、コーティングのおかげでラピノヴァXと比較して表面がツルツルしているためか、飛距離が伸びたと来た。
最強のラインを見つけてしまった…
と思っていたのですが。
使用から1ヶ月でライントラブルが頻発するように豹変しました。
しかも、一度結びコブが出来てしまうと、そこからプチプチ切れてしまうのです。
そのたびにリーダーを結ぶ手間が増えます。
何か悪いことをしたのかは分かりません(なんなら毎回「PEにシュッ」を吹きかけていました)が、こんなことがこの寒い時期の釣り場で頻発しようものならイライラ案件。
現在、メインのリールにはまた「ラピノヴァX」を巻いています。これは本当にトレブルレスで助かる。
また、「太ラインでもライトゲームは成立するのか?」を検証するため、0.6号(13.9lb!)を巻いています。この話についてはまた後日。
ラインに関する保守的な思考がさらに高まってしまったというわけです。