みなさん、愛車洗ってますか?
イベントで無理やり乗る作戦
最近は釣りに熱が入ってて、自転車が少し蔑ろ気味に。
暑さが和らいだ9月からはちょこちょこ乗るようにしてるのですが、それも微妙なペース…
「こんなときは、イベントだっ!」
ということで今回は、前から気になっていた大阪・豊中にオープンした世界初の自転車洗車専門店「ラバッジョ」へ、友人とライドしてきました。
アツすぎてほぼ乗らなかった7~8月。室内保管ではあるものの、2カ月間ご主人(僕)が動かさなかったがために、ホコリまみれに…
特にホワイトの塗装がされている部分はホコリが目立ち、見るも耐えない状況でした。
加えて、チェーンやスプロケなど駆動部も、僕がまともな清掃具を持っていないために黒ずみ、輝きを失っていました。
ただ、逆に考えれば、これはプロの洗浄を試すいい機会。
ワールドチームのメカニックを務められた人の仕事を、ぜひとも見てみたいと思ったのです。
神戸からはイナイチが便利
さて、僕が住んでいる神戸から豊中のラバッジョまでは、ざっと30キロ。
前日夜に、当日12時に予約していたのと、京都方面からの友人と合流するために余裕をもって9時半に出発しました。
豊中方面へは、171号線(イナイチ)を使うのが便利。
芦屋・夙川・西宮・尼崎・伊丹界隈へと抜けていきます。
171号線と176号線が交差する阪大前の交差点で友人と11時に合流。
のはずだったんですが、少し遅れるということで。
少し早めに着いたため、近くのローソンでアイスカフェラテでも飲みながらchill。
20分ほどで合流し、176号線を南下すると「服部本町2」という交差点に、ラバッジョを確認しました。
オシャレな外観すぎて「どこから入ればええんや…」と一瞬迷いましたが、店内の方が出てきてくれて、無事自転車とともに入店。
どうやら一番右手のガラスが扉のようです。押し戸です(笑)
会話を楽しんでいるあっという間に
予約時間より少し早めでしたが、先客がいなかったためさっそくやってもらうことに。
僕は初回来店だったので、まずはメンバーズカードを作成してもらいました。
ロゴがカンパと似ているような?筆記体のイタリア語はよい👍(ちなみにラバッジョは「洗車場」を指すイタリア語だそうです)
今回僕の自転車は代表の「ふくちゃん」さんに作業してもらうことに。
すごく気さくな方で、喋りが上手いうえに、ちゃんと話を頷いてくださるので、超コミュ障な僕でもすごく話しやすかった。
上手な美容師さんのようなイメージです(笑)
雑談を交えつつ、作業はどんどん進められていきます。
そして
終始テキパキと無駄なく手を動かしてて、その所作だけを見ていても気持ちいい。
強力なエアーで残った水滴を飛ばして注油し、ワックス掛けをしたら、あっという間に完了です。
見違える綺麗さ
出来栄えは、もう感動のひとこと。
見てもらった方が早いやつです。
チェーン、スプロケが「エグい」レベルで輝いています。
特にチェーンについては、最初見たとき「新品よりキレイちゃう…?」と思いました。
あとから考えれば、新品は防錆用のグリスが塗られていて少し黒っぽくなってるので「そりゃそうか」。
チェーンはもちろん、クランクもなかなかどうして。
ワックスの効果でテラテラしてるのはもちろん、インナーチェーンリングの取りづらい汚れもばっちり綺麗になっていて…
フレームも洗浄&ワックスでテラテラと。
見た目はもちろん、触り心地がめちゃめちゃ気持ちいいのです。
地のカラーであるメタリックブルーがこれでもかと主張してきて、オーナー冥利に尽きるというものです。
ただ、これだけ輝いてるぶん、輪行や転倒などで付いた生傷も映えることに…
そういった人のために「コーティングもありますよ」とのこと。うーん、商売がうまい(笑)
その後は友人の番。4年間ほぼ洗車してこなかったようで、その違いに驚愕していました。
「Twoスター洗車」がおすすめ
今回僕がしてもらったのは【洗車・注油・ワックス】の「Twoスター洗車」というもの。
洗車には3つの星でグレード分けされているようです。
値段は3500→3800→5000(円)という推移(すべて税込価格)。
「5000円はちょっと…」という人は、ワックスでテラテラになるTwoスターが断然おすすめ。差額の300円以上の効用はあって余ります。
少し高いですが、例えば「明日レース!」とか、「今週末ロングライド!」とか…そういう特別なライドの前に洗ってもらって、最高の状態で挑む、というやり方もいいと思いますね。
いつか、レース会場にある自転車ぜんぶピッカピカ、なんて日も来たりして…
「自転車の美容院」
作業時間30分(実際はもっと短かった)で3500円~という値段設定でピンと来たのですが…これは「プロの時給」の目安とドンピシャなのですね。
先ほども書きましたが、価格面でも、ユーザー体験という観点から見ても、まさにここは「自転車の美容院」。
会話を楽しみながら、愛車がキレイになっていく過程を眺めることができる。
確かに最初ラバッジョを知ったときは「自転車の洗車で4000円か!」と感じました。実際、洗う分には自分でも出来ますしね。
ただ、素人がここまでの機材を揃えたり、短い時間で終わらせるのは容易なことではないでしょう。
こういうときは、プロにお金を払った方がいいというわけですね。
「手間に比べて工賃が安い」と嘆かれることが多い車界隈・自転車界隈。
それには少なからず利用者の、プロの技術への軽視が背景にある気がします。
こういう値段設定が正しいという考えが広まれば、いろいろ解決しそうなんですけども。。。
…なんか真面目に書いちゃいましたが、要は「実際に行ってみてください」ってことで…!
さいごに「初めのひと踏み」
あと!
これは本当にやってもらわないと分からないことなので書くのが難しいのですが、「洗ってもらったあとの初めのひと踏み」が、この洗車最大の意味のように感じました。
「ギア〇枚分軽くなった」なんて書くと嘘くさいのでしませんが、本当に気持ちいい体験でした!