9月初旬、ツイッターを見ているとこんなものが目に飛び込んできました。
第二次世界大戦終盤に活躍した戦闘機「紫電改」のレプリカが、兵庫県加西市にあるというのです。
「#紫電改」操縦席のリアルさ体感
— 神戸新聞北播総局 (@kobehokuban) September 6, 2020
実物大模型の一般公開始まる
記事https://t.co/hRpO4O9Kny#戦闘機 #コックピット #飛行機 #操縦席 #戦争 #加西市 https://t.co/zuNVgHc3gs pic.twitter.com/kLfuhxtU6P
紫電改とは
紫電改は、旧日本海軍の戦闘機。
「局地戦闘機」というジャンルに分けられておりますが、それは
昼間、軍港や前進基地を爆撃機による爆撃や偵察機による偵察から守るための、陸上の飛行場から発進する戦闘機のこと。(wikipediaより引用)
を指すそうです。
そのため、海軍の戦闘機といえば航空母艦を離発着するイメージが強いですが、紫電改は陸上の飛行場を離発着するとのこと。今回の目的地である「鶉野飛行場跡」も、もちろん陸上の飛行場です。
目を見張るのはその性能。戦後、数基の紫電改がアメリカに持ち込まれ、当時の米軍の現行機と模擬空戦をしたそうですが、担当した中佐は
ライトフィールドで紫電改に乗って、米空軍の戦闘機と空戦演習をやってみた。どの米戦闘機も紫電改に勝てなかった。ともかくこの飛行機は、戦場ではうるさい存在であった(wikipediaより引用)
とコメントしたそうです。
ドイツの名戦車「ティーガー」が他の戦車を圧倒していたが、生産数が少なかったと同じように…
紫電改も圧倒的な性能を誇ったが、生産数が少なく、登場が遅すぎた(戦争末期)ため戦況を変えるには至らず… 悲しい現実ですね。
現在、本物の紫電改は国内にはなく、アメリカの博物館に数基置かれている程度だそうです。
ちなみに僕は高校時代にやってた「艦これ」というゲームで紫電改を知りました。みなさんやったことあります?
神戸からは
さて、神戸から鶉野飛行場までは、距離にして約65キロほど。
加西市は内陸に位置するため、六甲山方面から行く手もありますが…パスで(笑)
神戸→明石→加古川と、まずは比較的海沿いの2号線をひた走ります。
加古川までで既に50キロ弱あって、少しへロりましたが…ここまで来ればあとは田舎道。
北条(ほうじょう)鉄道を横目に、のどかな風景を楽しみました。これは元々国鉄が保有する路線でしたが、売り払れ、第三セクターとして経営が続いているそう。神戸付近では珍しい単線の鉄道で、レトロみがすごい。
※「ほくじょうてつどう」じゃないんですよ。
加古川駅から10数キロで、割とすぐに到着しました。
予想以上にデカい
第1.3日曜日限定の公開となるレプリカ。予想以上に、多くの人が訪れていました。
サイクルラックがあったので、そこに自転車を置き…
予想以上にデカい!
下に付けられているタンクは予備燃料だと思いますが、これが末期には爆弾に変わっていたと想像すると…複雑な思いを抱いてしまいます。
このライド後、サンテレビの特集をYouTubeで見ました。
元搭乗員の方が登場されましたが、先頭に行く前はこの紫電改に命を預けるように語り掛けていたようで…
さらには
コックピットの模型もありました。希望者は乗ることもできるようですが、残念ながら時間が合わず断念( ゚Д゚)
正面から。現在の戦闘機より、当時のプロペラのある戦闘機のほうがフォルム的に萌えるのは僕だけでしょうか。
30分程見て、後にしました。
その後は近くの資料館へ。資料館と言っても小屋のような形でしたが、200円ほどで戦闘機の弾薬など貴重な資料を見ることができました。
釣りと迷うが
三木市を通過して西明石に抜けるルートを友人に引っ張ってもらい、来た道とは違うところを走って帰ることができました。
気温的にも自転車には最適な季節。
釣りと迷うところですが、自転車にもできるだけ乗りたいと思います。