ユウのよしなしごと|アウトドアブログ

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【HOKKAIDO LOVE! 6日間周遊パス】北海道一周旅行記(5日目)根室→釧路→帯広

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納沙布岬の存在を前日に知る

実は、前日まで根室に何があるのか、よく知らなかった僕。

いつものように「根室 観光」とグーグルで検索を掛けると、納沙布岬(のさっぷみさき)がヒットしました。

「納沙布岬?稚内の『ノシャップ岬』とは違うのか?」と思い調べたところ、納沙布岬は根室にあり、離島を除けば日本最東端であるのはもちろん、なんと北方領土と目と鼻の先だという。

「これは行きたい!」

この日は帯広までの移動なので、時間的には結構余裕あり。
逆算して、根室→納沙布岬行きのバスの時間を調べると、
・8:20(駅前ターミナル)→9:04(納沙布岬)
・11:00(駅前ターミナル)→11:44(納沙布岬)

の2本のうちどれかに乗ればいいことが判明。

「起きた時間で決めよう」と、就寝しました。

 

あとから調べると、稚内のノシャップ岬は「野寒布岬」と書くそうで、ここでも区別できるそう。カタカナ表記が一般的になった理由は分かりません。
納沙布岬の由来は、アイヌ語の「ノッ・サム」(岬の傍ら)から。
(引用:Wikipedia「納沙布岬」)

駅前ターミナル(8:20)→納沙布岬(9:04)(9:55)→駅前ターミナル(10:39)

こういう気が張っている日は疲れていても早起きできるもので…7時前に起床。
シャワーを浴びホテルの朝食を頂いたあと、ゆるゆると出発。
朝もや漂う根室市街を歩き、駅前を目指します。

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「返せ!北方領土」

駅前ターミナルにある券売機でチケットを購入。
往復1970円という、なんとも微妙な値段設定。
バスは半島下の海沿いを走ります。

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イオンもあるような市街を抜けると、田舎を通り越して辺りは““自然””に。
人工物は電線と車道と、木で出来たバラックのようなバス停のみ。

まさに“最果て”感たっぷりで、ゾクゾクしました。

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予定通り、バスは納沙布岬に到着。
日本最東端、頂きました。

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靄がかっているのが少し残念!

晴れていれば、目の前に歯舞群島が広がっているそう。
横にある巨大なモニュメントの下に灯るは「祈りの火」で、4島返還運動促進のためだそうな。
募金を募っていたので、財布に入っていた小銭を入れました。
僅かですが、役に立ったらいいな。

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北方領土問題といえば、昔父親が買っていた「ビッグコミック」に掲載されていた『憂国のラスプーチン』という漫画を思い出します。
現ロシアがソ連だったころに外交官として活躍し、のちに背任罪に問われ逮捕された「佐藤優」氏の体験をもとに描かれた漫画。
ロシア・日本の友好のために気付かれた「ムネオハウス」で有名な「鈴木宗男」氏も登場します。

このマンガで知ったのですが、ソ連が崩壊したタイミングで、ロシアは「スターリン時代の政治的汚点を水に流すため」北方領土問題の解決に乗り気だったとか。
しかし、「まずは2島返還」という向こう側の主張を日本が承諾しなかったり、外務省内の権力闘争などが理由で2島返還すらも実現せず、それから数十年という単位の年月が経ってしまっています(合ってるかな?)。

2島でも返還されていたら、今日よりも日露の関係は深まっていたかもしれないのに…もったいない話です。

岬付近には、北方領土問題に関する資料館が2つほどありました。
バスが来る小一時間後まで、そこで。

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超レアなのでは??

ベルリンしかり、日本の北方地域しかり、ソ連兵が敗戦国の女性をレイプしまくっていたというのは有名な話ですが(もちろんソ連に限ったことじゃないですが)…
子供には優しかったというのはあまり知られていない事実。
日本人の子、ロシア人の子を両方抱いたり、日本人の子を抱きながら将棋を見つめたり、こういった写真を見ると複雑な気持ちになります。

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割と最近の「ジョバンニの島」という映画も。
これは見たことがありませんでした。

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時間になりました。
名残惜しいですが、根室駅に戻ります。

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根室(11:03)→釧路(13:18)

予定よりも1本早い鉄道に乗ることができました。
次の便は13:34なので…早起きできてよかった。

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田舎を""舐めるな""

昨晩は暗くて気付きませんでしたが、根室~釧路間は「花咲線」という名前で、根室ならではの自然豊かな景色をウリにしているのだとか。


湿原、草原、海岸など、本当に綺麗な車窓で…この日で北海道5日目ですが、何度でも感動できる…

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2時間超のトリップでしたが、また乗ってみたいと思える良さでした。
さらに今回乗った車両は…

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ルパンラッピング!
花咲線間の「浜中町」は、ルパン三世の作者「モンキーパンチ」氏の生まれ故郷なのだとか。知らなかった…
「名探偵コナン」の作者は鳥取だったように、名作の作者は田舎出身というジンクス?

釧路(13:37)→塘路(14:19)(14:50)→釧路(15:38)

13時ごろ釧路に到着。
駅にはとてもレトロなディーゼル機関車が佇んでいました。
くしろ湿原ノロッコ号 」です。

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釧路湿原を走る観光列車・ノロッコ号。「景色を楽しむため、ノロノロと走る」ことからこの名前になったとか。
カヌーで有名な塘路駅(一部は川湯温泉駅)までを往復します。

「観光列車だから別料金だし、時間かかるかな…」と思っていたのですが、時刻表を見ると今日中に帯広に着くには十分なほどの時間を残して釧路に戻ってくることができそう。
さらにありがたいことに…自由席であれば、「HOKKAIDO LOVE! 6日間周遊パス」で実質タダ乗りすることができるそう。
「乗るしか、ねえ!」

予定外の行動ですが、ノロッコ号に乗ることに。一人旅はとことん自由だ。

 

 

景色は言うまでもなく最高。
昨晩乗ったときは暗くて全く見えませんでしたが、やはり人工物のない景色こそが北海道の魅力なのだと再確認。
車内のレトロな雰囲気も相まって、至福の時間でした。

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途中、湿原内でタンチョウやエゾシカを目測することができました。
車内のアナウンスにより、タンチョウのことを少し知れることに。
一度は日本で絶滅したと思われていたものの、保護団体の活動により再繁殖に成功したそう。日本の中では最大の鳥だそうです。
また、一途な性格でもあるそうで、つがいになったパートナーと一生を添い遂げるそうな。最近の人間も見習えって感じですな。

ja.kushiro-lakeakan.com


そうこうしてるうちに塘路駅に到着。
カフェが併設された、木造チックな駅舎がオシャレでした。

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塘路駅に着いたノロッコ号は、そのままバックで釧路駅に折り返します。
これに乗り遅れたらさすがにヤバいので、塘路でなにをするでもなく、駅前を逍遥するのみ。
ささっと乗り込んで、釧路に帰ります。

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乗ると貰えます



 

釧路(16:12)→帯広(17:47)

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この日は「勝手丼」発祥で有名な「釧路和商市場」が休業だったんですよね。
勝手丼というのは、自転車?バイク?ツーリングをしに北海道を訪れた貧乏学生を見かねた市場の人が、そいつに白飯だけ買わせてそこに雑多な刺身を盛りつけてあげたというもの。
小学生くらいのときにマンガかなにかで見かけて、ぜひ食べてみたかったのですが…また次訪れるときの楽しみとして残しておきましょう。

といっても、最近の勝手丼は値段が高騰してるらしく、貧乏学生というよりは裕福な観光者向けになっているそうですが…まあそこはしょうがないわな。

www.washoichiba.com



釧路から帯広までは久しぶりに特急「おおぞら」に乗車。やっぱり座席の快適性が違うわあ…

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帯広といえば、「十勝」で有名ですね。

十勝といえば、パスコの「十勝バタースティック」しか…
高校時代は冗談抜きに毎日1袋食べてました。これで育ったといっても過言ではない。
今はなぞに糖質気にして菓子パンをなるべく控えてるけど…これに勝るパンはない。

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ということでサクッと帯広到着。

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ホテルは帯広駅に隣接された「JRインホテル」。安い・近い・無難。ちなみにさっきの特急に乗ってる間に予約しました。

予定ではこの日は休養日というか、あんまり動かない日だと思っていましたが、なんだか一番充実してたかも。
5日目ともなれば手慣れたもので、セコマで酒とおつまみを買ってホテルでひとり晩酌。これが"旅"だ。



あとは旅の疲れと酔いで自然と体はベッドに。


つづく