- ドーミーイン稚内はなかなかすごい
- 稚内(9:39)→宗谷岬(10:29)(11:14)→稚内(12:08)
- 稚内でのひととき
- 稚内(13:01)→旭川(16:48)
- 旭川(17:05)→網走(20:49)
- 網走を逍遥
ドーミーイン稚内はなかなかすごい
通常価格13290円もする、今回泊まったホテル「ドーミーイン稚内」。
「高いな~」と思いつつ、まあGoToキャンペーンでかなり安くなったんですが、サービスがすごい。
・屋上に温泉がある
・夜に「夜鳴きそば」という無料のラーメンが食べられる
・朝食がすごい
まずは温泉から。なんとこのホテル、屋上に温泉があります。
しかもただの大浴場ではなく、サウナや露天風呂まで。
逆に部屋の風呂はシャワーのみでしたが、これを使わない手はないです。
次に「夜鳴きそば」。最初見たとき「なにこれ?」と思いましたが、周りに飲食店の少ない場所にあるホテルが、小腹の空く夜間に簡単なかけそばを出したのがルーツだそうで。
チープな見た目ですが、寝る前に食べるこういうのが美味しいのですよ。
そして朝食。13000円のプランには朝食がついていたのですが、そのクオリティに驚き。
和食のセットに海鮮丼、メロンまで。特に海鮮丼が美味しかった…
さて、本日最初の目的地「宗谷岬」に向かいます。
稚内(9:39)→宗谷岬(10:29)(11:14)→稚内(12:08)
北海道最北端である宗谷岬へはバスで向かいます。
稚内駅ターミナルにはバス乗り場も併設されてあって、そこの窓口でお得な往復切符が販売されています。
ノシャップ岬までは比較的近かったのですが、地図を見ても分かるように宗谷岬までは意外と離れていて、バスで50分間揺られて向かいます。
あたりの標識や店の看板を見ると、たまにロシア語で書かれているものもありました。まるで日本ではないような雰囲気がゾクゾクさせます。
そして、ついに!最北端到着です。
宗谷岬を初めて認知したのは、オートバイツーリングを描く「ばくおん!」というアニメを観たとき。
人生に疲れた先生が東京?から原付で宗谷岬を訪れ、鬱憤を晴らしたというストーリーだった気がするのですが。
劇中で「宗谷岬大したことない」とか言ってた気もするんですが、確かに最北端のモニュメントの後ろは断崖絶壁ではなく、ただの敷石でした(笑)
ランドマークの後ろが断崖絶壁っていうイメージ、東尋坊の影響が強すぎるんですかね。
着いた瞬間は青空も見える天気でしたが、写真でもわかる通り徐々に曇っていきました。この翌日なんかは雨が降っていたそうで、改めてこの日に来て良かったなと思うのです。
さて、帰りのバスの時刻が近づいてきました。これを逃すと特急の時刻的に今日の目的地にいけないので、ササっと稚内に帰りました。
稚内でのひととき
13時の鉄道に乗る前に腹ごしらえ。といっても朝ごはんにがっつりと食べたものがまだ残ってる感じがあったので、「たからや」という駅チカのラーメン屋で醬油ラーメンをいただきました。
800円だったかな。スープがこぼれんばかりに注がれてて、しかもアツアツでうまい。
発車時刻までまだ余裕があったので、ホテルでも紹介されていた「稚内桟橋駅跡」を訪れました。
戦前、稚内港と駅を結ぶ線路があったそうで、当時日本領だった樺太から送られた荷物を引き上げ、鉄道にスムーズに乗せるのに使われていたとか。この巨大なドームは頑丈な波除けとして作られたそうです。
終戦と同時期に稚内桟橋駅の利用は停止され、現在その形を見ることはできません。
駅に戻り、特急の改札が開くまで駅内を探索。
稚内駅はかなり多目的施設で、飲食店・コンビニはもちろん、映画館まで併設されているという(鬼滅の刃のポスターが貼っていたのを見て気付きました)。駅に映画館って、初めて見ましたよ。
この動画を見ると、新しい駅が出来る前の稚内駅のようすがわかりますね。これは興味深い!
稚内(13:01)→旭川(16:48)
セイコーマートで水とお菓子を買ったら、いざホームへ。
行きと同じく、特急「サロベツ」で旭川に戻ります。
残念ながらオホーツク海沿いに直接網走に走る鉄道はないので、来た道帰るって感じですね(自転車やバイク・車なら車道があるので可能)。
この日は目が冴えていたので、できるだけ起きて宗谷線の景色を目に叩き込みました。
経営状況の悪化に歯止めがかからないJR北海道。次来るときは多くの駅がなくなっているのかもしれない。
まだ現役で使われている駅の整備さえ錆びついている様子を見ると、どうしようもない寂しさを感じてしまうのです。
旭川(17:05)→網走(20:49)
予定通り、旭川に到着。
それほど待たずに、網走行きの特急「大雪」に乗ります。
今回は少し顔の形が違いますねェ。
車内の設備もどこかレトロ。でも不満はありません。
特徴的なのが「遠軽駅」。
頭から入っていって、尻を頭にして網走に向かいます(スイッチバック?)。
なので車内の人が座席を前後逆に変えてました。
途中の北見市はなかなか栄えていました。というか特急で通学している学生も多いんですね。
21時前、網走駅に到着しました。木版って珍しいですね。
網走を逍遥
特急大雪に乗ってる間に取った今日の宿「北海ホテル」。
朝食付きで3000円という超破格だったんですが、部屋はなんと和室。しかも広い。
この時間まで晩御飯を食べていなかったので、さっそく網走市街を探索しました。
しかし網走市街、めちゃくちゃ暗い…
大人なお店しか開いておらず、仕方なくセブンイレブンで弁当を買うという( ゚Д゚)
地味に今日の移動距離は500キロを超えていて、移動中ほぼ体を動かすこと何もしてないのに疲れる(笑)
でもまだまだ本州には帰れないということで、北海道のタフさを思い知りながら震えて眠りました。
つづく