最近、めっきり自転車屋に行くことが少なくなりました。
自転車に関する物欲が少し落ち着いてきたのもそうなのですが、何らかの理由が僕の足取りを重くしてるのに気付いたので、今回それを言語化してみようと思います。
行ったら「買わなきゃ」と思ってしまう
まず一番はこれかなと思いました。大型店だったら入店してから退店するまで誰とも話さないということもできるのですが、個人店だとそうはいきません。
たとえば旅行先で、ネットで見たご当地の有名ショップに立ち寄るとき。
そこに展示されてる昔のハイエンドバイクが珍しいとか、レアもののパーツが置いてあるとか、あるじゃないですか。
そういうときは行ってみるのですが、別になにか買うものがあるわけではない。
…めんどくさい性格なのですが、これによってものすごく申し訳ない気持ちになるのです。「なにか買わなきゃ」って。
まあ大学生の財力なんてたかが知れてるので気にされていないと思うのですが、そういう性格もあって余計な来店はしなくなりました。
たまに行くとすれば、自分で直せないトラブルが起きたときや明日のライドに向けてどうしても必要なパーツが出たとき(クリート・チューブなど)。
…今回の本題とは関係ないですね( ;∀;)
理想の自転車ショップ
僕の理想の自転車ショップとして、メーカー直営型のショウルーム専用ショップを提案させてもらいたいなと思います。
例えば、「○○」のメーカーの「△△」っていうモデルが欲しい!できれば試乗してから買いたい!と思ったとき。
ネットでメーカーのホームページを見て、取り扱いのある近くの店を探して、現金おろしてさあ来店、というパターンが多いと思うんですが、
それで希望のメーカーの希望の車種で自分に合ったサイズのバイクがある確率って、どれくらいなんでしょう?
多品種少量生産が前提のスポーツバイク業界では、メーカー・車種・カラー・サイズの4要素がすべて自分の希望とマッチしたものを見つけるのは至難の業なのではないかなあと思います。
なので、メーカーは直営店を少数構え、その店舗に現行品のすべての車種・カラー・サイズを、試乗車として1台ずつ用意するのです。
そして顧客に本当に欲しいと思ったものを選んでもらい、後日取り寄せで販売する。
どうでしょうか?これが僕の理想の自転車屋です。
僕は以前、少しの間だけ自転車ショップで働いたことがあり、そこで何台かお客様に案内をした経験があります。
やはり在庫との兼ね合いが難しく、在庫と妥協をして買われる方がいらっしゃいました。
もちろん、自転車屋に来たことで新たな出会いが見つかることもあるとは思うのですが、数十万円するモノを妥協で買うのはどうなのかなと…
スポーツバイクは意外と途中挫折してしまう人が多いと聞きます。
いくつか理由はあると思いますが、せめてマシンへの妥協が理由で辞めてしまうのはもったいないと思います。
初心者が始め、続けていかないと趣味の経済的な規模はどうしても縮小してしまうもの。
東京・大阪など大都市だけでもいいと思うので、メーカーさんにそれぞれ上記のような直営店を構えてくれたらすごく助かります。