第2弾は「ろんぐらいだぁす!」です。
サイクリングロードでバテてたのに
ヒロイン「倉田亜美」が大学入学時に自転車に出会い、ベテラン仲間と出会い、その魅力にどんどん憑りつかれていく…というストーリー。
自転車どころか、運動もほとんどしてこなかったか弱い女子がヒロインということで、スペック的に読者にもっとも近い存在なのではないでしょうか。
しかしこの子の成長は著しい。
第1巻では、衝動買いした折り畳みミニベロでサイクリングロードを走るものの、バテて倒れこんでしまう始末。
というのも、ゆうべは緊張で眠れず、「運動する前は気持ち悪くなるからほとんど何も食べない」という運動しない人あるあるなことをしていたため、ハンガーノックになるのは…ですよね。
ここでロード乗りに助けてもらったこともあってその存在を知り、この数か月後に初のロードバイク(FOCUSのアルミバイク)を買います。
そして
1年後には乗鞍を登りきります(笑) (´・ω`・)エッ?
www.yoshinashigoto.com
彼女はチームでブルべ「フレッシュ」に参加・達成することを目標にしており、それは「24時間以内に360km」走るというもの。
最初の彼女の能力を知っているような人であれば絶対無理だと思うような高い目標ですが、それをモチベーションに日々のライドを楽しんでいるようです。
読者が彼女の成長を見守りながらストーリーを読んでいくことが出来るのも、このマンガの魅力の1つでしょう。
作者の体験に基づいて
劇中に登場するキャラクターはほとんど女の子ですが、それぞれにモデルとなった人物がいるそうです。そのためバイクのパーツ構成もそれに寄せられ、非常にコダワリを感じさせるものになってます。
ヒロインの倉田亜美は作者「三宅大志」先生がモデルなのだとか。ええ、おっさんお兄さんです。
作者自体も漫画を描き始めるまで自転車趣味をやったことがなく、実体験に基づいて描かれているため、よりリアリティがあるのかもしれません。
この人の書く絵はいわゆる“萌え系”。ちょっとエッチな絵も、たまには…
迫力ある絵が多い自転車マンガ界隈のなかでは珍しく、ほんわかした雰囲気を楽しめるのも特徴ですね。
あけましておめでとうございます。
— 三宅大志 (@miyaketaisi) December 31, 2019
今年も楽しんでもらえる作品を作れるよう、頑張りますのでよろしくお願いいたします!
…まぁ、イラストは過去絵の手直しなんですけどね(^^;)#ろんぐらいだぁす#ろんぐらいだぁすとーりーず pic.twitter.com/UIxRZvokGX
また、2016年秋にはアニメ化されています。アマゾンプライムで観ることも出来るので、そちらもどうぞよしなに。
僕が最後に買ったのは9巻。その時は「CtoC」(Coast to Coast:東京湾から新潟直江津を目指す)というロングライドを走っている途中でした。
果たして彼女らは走り切れたのでしょうか? 10巻目が最近発売されてたと思うので、読んでみたくなりました。
ちなみに、僕の最初の自転車もFOCUSでした。
え、マンガの影響でかって? うん、まあ…