朝、5時—
さすがに標高500m近い阿蘇だから、3月は初春とはいえ真冬のような体感気温だった。
前日は獲得標高1500m近くと登って体は疲れているし、まだ眠りたい…ところだが、そこをなんとかこらえて着替える。サムイ…
なぜなら2日目のこの日こそこのツーリングの大目玉な日だから。
阿蘇と言えば日本有数のカルスト台地となっており、その台地が町全体を囲んでいる風景は阿蘇だけなのではないだろうか。
そして下準備で調べていくうちに、その台地の尾根道は国道となっていて、自転車で走れるという!
それは行くしかないでしょう…
また、大観峰という山を登れば、早朝に限って雲海を見れるという。
それが早起きの理由であった。
6時には宿を出る。辺りはまだ暗い。
天気は雲交じりの晴れ。ぼんやりと浮かぶ台地の巨大感は写真じゃ伝わりきらない。
まさにマリアウォール。 カベである。
大観峰へのヒルクライムから始まる。 この合宿いっつも登ってんな()
ある程度平坦走って体が温まってきたので、ここらで防寒具(といってもカッパだけど)を脱いで戦闘モードへ。
ここでアクシデント発生。
シューズカバーを脱ごうとしたときかな?無理な力が掛かったのか…
(熊本のホテルで撮影)
あああああああああああああああああああああああ!!!!あああああああ!!!!!
ウソ、だろ…?
BOAのダイヤル部分が外れてしまった()
どうしよう、まだ3回くらいしか履いてないのに…
幸い、締めれることには締めれる。ゆるゆるだけど
だから走れるっちゃ走れるんだけど、、、気分下がる…
まあ、仕方ない。 家に帰るまで、とりあえずこれしか履く靴はない()
頑張って登ろう…
うん、やっぱり右足がぐにゃぐにゃする…
(ただ、BOAのこの故障の件についてはひとつ面白いことがあったのでまた後ほど)
(あ、BOAどうでもいいわ)
めっちゃキレイ…
景色が開けすぎて、ゴール(カルストの終わり)がスタート地点から目視できるのはすごすぎた。なんやコレェ…
空はモヤってるけど、天空感は存分に感じることができた。
乗鞍高原以来の、この感じがたまらなく好き。くもってるけどね
ロードバイクに乗り始めて4年ぐらいになるけれど、こんなに解放感のある道はそうそうない。改めて阿蘇に来てよかった。
大観峰。ここに着いた時には少し晴れ間も見えて、よりクッキリとカルストが見れた。
牛も放牧されている。しかし、この人っ気のなさはどうも長居してるとおかしくなりそうだ…
まるでジブリの世界のような風景だった。気持ちいい~…
しかしそれもお別れの時。一気にダウンヒル。
このミルクロードがだいたい標高1000mくらい。
熊本市はもちろん海もあるため、ほぼ0mまで下るということになる。標高差ァ…
阿蘇から登ると獲得500mくらいで済むけど、熊本市からここまで登ろうとすると大変ね…そりゃあ熊本の自転車乗りは強くなるわ。
こういうところ登ったり降ったりするんだったら高度計の付いたGPSサイコンがあったら面白いなと思ったり。
まあこの記事書いてる時点ではもう買っちゃってるんだけどね。また後日。
尋常じゃなくメカメカしい熊本城。そうだ、熊本だってまだまだ被災地なのだ。
熊本に来たからには熊本ラーメンを食べる(安直)
焦がしニンニク辛E。
食べログ上位のカツをディナーに。
走った日というか、運動したらお肉食べたくなるのは本能なのかな。おいC
今日はここまで。
阿蘇山周辺、まだまだ走ってないところもあるし、もう一度と言わず何度も行ってみたい。